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シーズン3のエピソード3
モニカは元カレのリチャードと別れたばかり。リチャードとは交際が順調で、結
婚寸前まで行っていたため、モニカはまだリチャードのことが忘れられず、落ち
込んでいる。
しかし、いつまでも落ち込んでいられないと、プロジェクトを始める。
第1弾はジャム作り。料理が大得意で、職業もコックのモニカは、ジャムを作り
売ろうとするが、個人では限界があり、断念。
第2弾はなんと、子づくり。しかし、リチャードと別れたばかりで、彼氏すらい
ない状態。
日本ではなじみがありませんが、アメリカには、モニカのような人のために、精
子を提供してくれる、精子バンクがあります。
モニカはそこから、精子提供者リストを取り寄せ、やる気満々。
他のみんなは反対し、なんとか説得しようとするが、モニカは昔からお母さんに
なるのが夢。それをみんなに伝えると、みんなは何も言えなくなってしまった。
以下は、モニカとレイチェルのアパート。
モニカが出かける準備をしており、そこにジョーイが入ってくる。
ジョーイ: Where you going?
モニカ: To the bank.
ジョーイ: Sperm or regular?
モニカ: Sperm.
ジョーイ: So, you're really doin' it, huh?
モニカ: Oh yeah, picked a guy. 37135.
ジョーイ: Sounds nice.
モニカ: I'd say so. Brown hair, green eyes.
ジョーイ: No kidding? Hmmph...
モニカ: What?
ジョーイ: I figured you woulda picked a blond guy.
モニカ: Really? Why?
ジョーイ:どこ行くの?
モニカ:バンクへ。
ジョーイ:精子? それとも普通の?
モニカ:精子の方よ。
ジョーイ:ふーん、じゃあ、本気なんだね。
モニカ:そうよ。男も選んだしね。番号37135。
ジョーイ:良い番号だねぇ。
モニカ:そうね。ブラウンヘアで、緑色の目をしてるの。
ジョーイ:へぇ? 意外だねぇ。
モニカ:え?
ジョーイ:俺はモニカは金髪の男を選ぶと思ってたからさ。
モニカ:ほんと? なんで?
・the bank モニカ
なんでもない表現で、bankという誰でも知っている単語に、theを付けただけの
ように見えますが、実は、このtheがポイント。
冠詞というのは、日本語にはないものなので、非常に分かりづらいのですが、
theというのは本来は、何を指しているのか分かるものに使います。
例えば、AさんとBさんの会話で、
A: I saw a very cute cat in front of my house today.
「今日、家の前ですごくかわいい猫を見たんだ。」
B: Really? I don't like cats. I don't think they're that cute.
「そう? 猫はあんま好きじゃないんだ。そんなにかわいいともおもわないし」
A: Yeah, but the cat I saw was really cute.
「んまー、そうだけど、私が見た猫はほんとかわいかった。」
最初は、a very cute catと、不定冠詞のaがついています。
これは初登場で、Bさんに対しては、どの猫を指しているのかが明らかではない
からです。
次にBさんは、catsと言っており、theがついていません。
これは、Bさんは「猫全般」の話をしており、
特定の猫を指しているわけではないからです。
そして、最後に、Aさんはthe cat I sawと言っています。
これは、「私が見た猫」という意味で、すでにこの猫の話は、Aさんの最初の台
詞で登場していますから、Bさんにも、
「どの猫を指しているか?」
が明らかです。
そのため、theがついています。
ちなみに、the cat I sawは、関係詞と呼ばれる用法で、
非常によく使われるのですが、英文法の構造分野で最も難しい分野です。
関係詞が理解できたのなら、英文法はほぼ合格と言えます。
「1年でTOEIC 900! 分かる! 解ける! 英文法!」
→< http://51.thebelltree.com/grammar51.htm >
では、「品詞」という一番の基礎から英文法が学べます。
関係詞を理解するまで、じっくり頑張って行きましょう!
話は、theに戻りますが、
bank、hospital、station、supermarket、doctor、library、drugstore
など、日常生活に関わり、すぐ近くにあるものは、
初登場で、普通はどれを話しているのか分からなくても、theを付けます。
例えば、あなたは横浜に住んでいるとします。
大阪の友達で、横浜に来たことがない人に対して、電話で、
「今から、スーパーに行くんだ。」
と言うとします。
当然、大阪の友達には、どのスーパーを指しているのかは分かりません。
本来は英語では、こういうときはtheは使わないのですが、
supermarketに対しては、theを付けて、
I'm going to the supermarket.
と言い、
I'm going to a supermarket.
とは言いません。
これは、bank、hospital、station、supermarket、doctor、library、drugstore
など、特定の単語だけに使われます。
なので、「これからリンゴを買いに行くんだ。」は、
I'm going to buy the apple.
ではなく、
I'm going to buy an apple.
となります。
モニカの、短い「To the bank」という台詞の中にも、
英語の注意点が隠されていたんですね。